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音楽好き夫婦で営むカレー屋さん ~移住先でつながる人の輪~ NEW

update. 2023/9/19

【プロフィール】

河野 尚之(Kouno Naoyuki)さん(写真左)/33歳/大阪府出身/福知山市在住/Iターン

河野 楓(Kouno Kaede)さん(写真右)/29歳/大阪府出身/福知山市在住/Iターン

河野さん夫妻は2022年6月に福知山市大江町へ移住し、2023年4月に、楽器を演奏しながらカレーを提供する「オーケストラカレー」を開業されました。今回はお二人の、移住の経緯・開業へ至るまでの道のりについて取材しました。

つながりがつながりを呼ぶ

尚之さんと楓さんは、音楽がご縁で出会いました。尚之さんは結婚前に大阪府豊能町のシェアハウスに住んでおり、楓さんもよく遊びに行っていたそうです。シェアハウス周辺が自然豊かな環境だったことや、シェアハウス自体も古民家をリノベーションしたものだったこと、楓さんが山や生きものが好きだったことなどから、田舎での暮らしにあこがれを持ち始めます。結婚後、兵庫県川西市で暮らし始めたお二人は、本格的に移住先を探し始めました。福知山市、舞鶴市、兵庫県、奈良県、和歌山県を候補として移住先を探す中、本市の移住促進ウェブサイト「FUKUFUKU LIFE」内で「鬼の里定住促進住宅」を見つけ、2022年6月に入居する形で福知山市へ移住しました。
移住して最初の3か月間は地域の方との交流が全くなかったという河野さん。ターニングポイントは大江町毛原地域にあるゲストハウス「サライ」に宿泊したことでした。サライのオーナーが地域のキーパーソンのような存在であり、そこから知り合いの輪がどんどん広がっていったと言います。つながった方々がそれぞれ何かしらの地域イベントの実行委員だったり、イベントの中で知り合った方が別のイベントを紹介してくれたりと、移住後に生まれたつながりが別の人とのつながりも生んでくれます。「人が人を呼んで、地域の方とつながっていくのが楽しい」と河野さんは語ります。大江町は色々なものがほどよく揃っていて住みやすく、そこで生まれた地域とのつながりも含めて、今では大江町にとても愛着があるそうです。

カレー × 音楽

移住を検討し始めた当初から起業したいという思いがあった河野さん。仕事探しのために立ち寄ったハローワーク福知山で、無料で起業についての相談ができる福知山産業支援センター「ドッコイセ!biz」の情報を知り、相談を始めました。起業内容について相談する中、「福知山ではオーケストラ、吹奏楽などの音楽が一般に馴染んでいない」という言葉がきっかけとなり、“音楽好き夫婦がやっているカレー屋さん”として「オーケストラカレー」の開業を決意します。「オーケストラカレー」では河野さん夫妻が音楽を演奏しながらカレーを提供するというスタイルで、現在は地域のイベントでの出店をメインに活動しています。中でも、京都丹後鉄道二俣駅にある俊明多目的集会所で最近開催された一日限定の出店イベントでは、開店前から行列ができ、開店30分であっという間に完売となる人気ぶり。「より多くの方々にご来店して楽しんでいただけるよう、より良いお店づくりをしながら再度の開催を企画中です」とのことでした。
尚之さんがかつてネパールカレーのお店で働いていた経験から、メニューのベースとなっているのはネパールカレー。唐辛子が入っておらず、子どもや辛い物が苦手な人でも食べやすいのが特徴なのだといいます。演奏に使う楽器はトロンボーンや電子ピアノ。この記事の最初の写真にもあるように、コック帽を被りながら楽器を手にする姿がとても印象的です。今はイベントでの演奏や料理の提供だけですが、ゆくゆくは拠点となる場所を探して演奏会などもしてみたいとお二人は語ります。

▲オーケストラカレーの人気メニュー ほうれん草カレー

▲▼俊明多目的集会所でのイベントの様子

地域の人々同士がつながる、あるいは河野さんご自身が地域の人々とつながる手段の一つとしてカレーを作っていきたいと河野さんは言います。今後は拠点探しの傍ら、楓さんが持つ管理栄養士の資格を生かして、自然に健康的な食事ができるようなメニューや、ネパール料理を基にした、カレー以外のメニューの開発もしていきたいそうです。
この他にも様々な展望を語ってくれた河野さん。お二人と「オーケストラカレー」のこれからに注目です。

Instagram:オーケストラカレー@福知山

Facebook:オーケストラカレー

 

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