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FUKUFUKU LIFE INTERVIEW!

もったいないをなくそう ~産地から食卓まで無駄なく幸せに~

update. 2023/8/1

【プロフィール】
岩崎 真理子さん(Iwasaki Mariko)(66歳)/福知山市三和町/大阪府出身 Iターン
岩崎さんは、2020年11月、コロナ禍をきっかけに東京から移住した。2022年12月、新町商店街で主に地元の野菜を使ったピクルス専門店「M SOLE(エム ソーレ)」を開業。

生産者から消費者まですべての人の幸せを願う岩崎さんの移住物語を取材した。

コロナが人生の転機に

岩崎さんは大阪府豊中市出身。三和町に移住をする前は、夫と一緒に東京で10年以上暮らしていた。
東京では、ラジオのパーソナリティや野菜ソムリエとして活躍し、東日本大震災で大きな被害を受けた福島を食で応援する「チームふくしま。」の代表として精力的に活動をしていたそうだ。
ところが2020年2月のダイヤモンド・プリンセス号での集団感染の発生以降、東京の景色が一変する。通勤で利用していた品川駅から一気に人が消えた。岩崎さんの仕事もテレワークに切り替わり、思うようにできなくなった。今後どうして生きていこうかと考えていくなかで、「今が人生をやり直すタイミングだ」と、実父がかつて別荘として利用していた三和町の家で田舎暮らしをしようと決意した。「失敗しても経験は残る。ダメだったらやり直したらいい」くらいの気持ちで移住を決めた。

「もったいない」をなくそう

2020年11月に夫婦で三和町に移住して地域の人と少しずつ打ち解けていくうちに、「自分たちの集落の米が一番おいしい」という地域の人の集落への誇りを感じるようになった。
それと同時に、万願寺とうがらしの収穫アルバイトの中で、規格外のものが活用されていないことに岩崎さんは心を痛めた。「手間と時間をかけてつくったのに見た目だけで判断されるのはおかしい」と、この状況を何とかしたいと強く思うようになったそうだ。
そんな思いを抱えて迎えた2022年冬。SNSをチェックしていて、たまたま目に入ってきた「食の6次産業プロデューサー」という資格に「これだ」と思った。コロナ禍真っ只中で自己投資をする時間はたっぷりある。しかもオンラインなので自宅にいながら取得できる。自分の集落の小規模な生産者の「もったいないをなくす」には6次産業化は必須。迷わずこの認定資格を取得した。
その次に課題となったのは、何をどうやって商品化するか。そう考えていたら、今度はまたSNSがきっかけで「ピクルスの加工講座」に参加することになった。その講座の中で試しに万願寺とうがらしのピクルスをみんなでつくってみたら意外と好評だったことから、地域の規格外の野菜をピクルスに加工して、6次産業化に挑戦することになった。

▲地元の野菜を使用したピクルス。贈答品として人気。

▲「M SOLE」の「M」は「人」と「人」がつながっているイメージのデザイン。

「M SOLE」をきっかけにまちをもっと元気におもしろく

その後、岩崎さんは、開業に向けて店舗兼加工場となる物件を探し始めた。最初は住まいのある三和町で物件を探していたが、条件が合わず、最終的に「福知山市空き家・空き店舗等ストックバンク制度」(※)を利用して、中心市街地の新町商店街に店舗を構え、2022年12月に「M SOLE」をオープンした。現在は、実店舗やインベント、オンライン販売で少しずつファンを増やしている。
岩崎さんの今後の目標は、「M SOLE」のピクルスをきっかけに、福知山市の食の6次産業化を進めること。「外部のコンサルに頼るのは簡単だけど、それでは自分たちにノウハウが残らない。小規模な生産者が自分たちの力で課題を解決し、自立するための仕組みづくりを手伝いたい」と真剣に考えている。生産者から消費者までみんなを幸せにして、地域の経済を回し、福知山市の認知度を向上させたいそうだ。
インタビューの最後に地方に移住することについてコメントをいただいた。
「人によって飛ぶタイミングとラインは違うけど、地方に移住して何かをするなら30~40代はベスト。でもそれ以降でも遅くはない。もしそういう挑戦をする人が福知山に増えたら、まちはもっと元気におもしろくなると思う。」
岩崎さんのように、地方都市で新しく何か始めたい人がいたら、福知山にぜひ来てほしい。

 

(※)中心市街地における空き家、空き店舗等の有効活用を図るため、空き店舗等を所有する方に物件登録をしてもらい、利用したい方とのマッチングを図る制度。この制度により空き店舗等を活用して開業する事業者は、店舗部分の改修等に対して補助金の助成を受けることができる。

 

▲ワンダーマーケット(2023.7.23)では福知山公立大学の学生団体DOKKO(Instagram)と一緒に開発した商品も販売。

 

M SOLE公式サイト https://m-sole.square.site

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