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FUKUFUKU LIFE INTERVIEW!

自然栽培農家 × パン工房 × イラスト = ∞(無限大)

【プロフィール】

86farm & まころパン

岩切 啓太郎さん(Iwakiri Keitaro)  34歳/京都府福知山市出身 Uターン
岩切 康子さん(Iwakiri Yasuko)36歳/神奈川県海老名市出身 Iターン

イラストレーター acco
安岡 恵美里さん(Yasuoka Emiri)36歳/鳥取県鳥取市出身 Iターン

 

岩切夫妻は、2018年春、結婚を機に福知山へ移住。自然栽培農家の「86farm」と、可愛らしいどうぶつパンが人気の「まころパン」を営む。そして、2020年秋、妻・康子さんのたっての願いで新たに安岡さんが福知山にやってきて3人の新しい挑戦が始まった。3人の出会いを聞いて私たちもびっくり。出会うべくして出会った3人の移住物語を取材した。

▲まころパンの工房前にて 左から安岡さん、岩切康子さん、岩切啓太郎さん

 

出会いは偶然!意外なところに人の縁は転がっている

2014年、啓太郎さんと康子さんは、世界一周の船旅ピースボート(3か月半で世界一周する船旅)の旅中で出会った。船内で行われた農業に興味のある人が集まるイベントで意気投合したのがきっかけだった。当時、啓太郎さんは農業と経営について学び、康子さんは調理師など「食」を中心にキャリアを築いていたが、「安心・安全な野菜を育て、それを商品にして食べてもらいたい」という思いは出会った時から共通していたという。

そして、康子さんと安岡さんとの出会いは、もう1年さかのぼる。二人の出会いは2013年冬、新潟でのことだった。康子さんがスキー場近くのリゾートホテルの従業員食堂で調理の仕事をしていたところに、安岡さんが従業員としてやってきた。その後、2人は友人として交流をしていくが、安岡さんの優しいタッチのイラストを見て、康子さんはすっかりファンになったそうだ。

 

86farmとまころパンの始まり

ピースボートでの出会いから時は流れて、2018年4月、啓太郎さんと康子さんは結婚。農薬や肥料を使わず安心・安全な野菜を育てるという想いを実現するため、啓太郎さんの実家がある福知山市に移り住んで新規就農した。屋号は、二人が出会ったピースボートの旅の開催回数(第86回)にちなんで「86farm」と名付けた。二人は、啓太郎さんの実家近隣の農地を借りて耕し、農薬・肥料を使わず、固定種・在来種を中心に年間約150種類以上の野菜と4種類の小麦を愛情をこめて育てている。86farmの野菜はいつ見ても色が濃く、葉っぱまでシャキっとしていて生命力にあふれている。お二人の絶え間ない努力があるからこそである。

▲86farmの人参 とにかく色が濃い!とってもおいしそう

 

翌年の2019年4月、康子さんが、「まころパン」を本格的にスタートさせる。86farmで育てた小麦や野菜を使ったパンも作られている。まころパンといえば、2018年の「福知山 丹波くりスイーツアイデアコンテスト」でプロ部門グランプリ受賞というのが記憶に新しいが、安心安全を求める子育て世代に特に人気なのがどうぶつパンだ。ひとつひとつ少しずつ表情が違うので、ついつい真剣に選んでしまう。

▲まころパンで大人気のどうぶつパン

 

念願の新ユニット結成

2020年10月、康子さんが福知山三段池公園の総合体育館の飲食スペースにおいて、土曜日限定で「まころパン」を出店することが決まった。事業拡大を受けて、安岡さんは、康子さんの「一緒に福知山で働きたい」という熱い思いと、自身の「得意なことを活かし、自分らしくいられる場所でものづくりをしたい」という思いから、福知山への移住を決意した。ちょうど運良く福知山市のお試し住宅の入居者募集のタイミングと重なったことが功を奏した。安岡さんにとって福知山市は初めての場所であったが、康子さんがいたので全く不安はなかったそうだ。

安岡さんは、現在、まころパンのスタッフとして働くかたわら、全国から結婚式のウェルカムボードや家族の似顔絵などのイラストの依頼を受けるなどイラストレーターとしても活動している。安岡さんのイラストは温かみがあり、その絵からはやさしさが伝わってくる。もちろんまころパンのパッケージは安岡さんが担当している。

最近は安岡さんのように、手に職があったり、インターネット環境が整っていれば働く場所を選ばなくてよい仕事を持つ移住者も少しずつ増えきている。福知山の移住者のライフスタイルにも変化の兆しが見えている。

▲安岡さんがデザインした商品パッケージ

 

広がる3人の夢

最後に3人の今後の夢について聞いてみた。まずは、啓太郎さん。これまで色々なことに挑戦してきたが、これからは本当に必要なものに集中しながらビジネスを展開したいとのこと。農業を通じて大学生とコラボや地域に新たな雇用を生み出したいと考えている。次に康子さん。通販でファンになってくれたお客様に福知山に実際に足を運んでもらい、将来的には86farmで農業体験を商品化したいそうだ。最後に安岡さん。イラストレーターとして活動の幅を広げながら、86farmとまころパンのカフェも新たにオープンできたら嬉しいと語ってくれた。お互いの想いやアイデアをつなぎ合わせ、お互いの特技を組み合わせながら、福知山で新しい人のつながりと仕事ができていく。今後のさらなる展開が楽しみで仕方ない。ぜひとも応援したい。

▲まころパンは毎週土曜日 福知山三段池公園 総合体育館 飲食スペースにて販売中

レンタルスペース アーキテンポにてFarmマルシェの様子(不定期開催)

 

86farm & まころパン
住所:〒620-0000 福知山市字荒河1281
Email:86farm.macoropan@gmail.com
HP:https: //86farm.net/
Instagram:86farm / macoro_pan

▲86farmインスタ QRコード

▲まころパンインスタ QRコード

 

イラストレーター acco
Email:acco.emiri@gmail.com
Instagram:acco_illustrations

▲イラストレーターaccoインスタQRコード

 

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