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新しい移住様式 ~「お試し住宅」で「リモートワーク」に挑戦するクリエイター移住!~

update. 2020/9/28

【プロフィール】

広告会社勤務 クリエイティブディレクター・コピーライター

公庄 仁さん 40歳/福知山市三和町上川合在住

 

東北で生まれ育ち、大学は京都市内に進学。卒業後は、広告業界に就職しクリエイター生活を東京でスタートさせた。その後、福知山市出身の女性と結婚。妻・長女・次女の家族4人東京で生活していたが、田舎で子育てをするため、長女の小学校入学を機に、妻と子ども2人は先に福知山の実家へ帰郷。しばらく東京と福知山の2拠点生活をつづけたのち、「お試し住宅」と「リモートワーク」を活用して、新しい生活スタイルへ向けて挑戦するクリエイターを取材した。

 

「妻」との出会いが「福知山」との出会い

「妻の実家が福知山にあった。つまりは、ご縁です」移住の決め手となった理由をシンプルに教えてくれた公庄さん。結婚してからは、奥さんの地元であったことから度々帰省で一緒に訪れていた福知山。「暮らしやすそうなちょうどいい街だなぁ。」ともともと良いイメージを持っていたという。

そんな中、子どもが生まれ、東京での子育てが始まった。自身が地方で育ったこともあり、「ゆくゆくは田舎で子育てしたい。」そんなことを思いながら東京でしばらく生活をしていたが、長女が小学校に入学するタイミングで公庄さん一家は大きな決断をする。妻と子ども2人は福知山の実家へ帰郷し、公庄さんは片道5時間の2拠点生活をする生活を開始したのだ。東京に居住しながら、月に数回福知山を訪れる生活が1年以上つづいたが、福知山をメインの拠点とする生活へシフトするきっかけとなったのが、「お試し住宅」と「リモートワーク」の導入だったという。

▲「便利なまちなか」と「自然豊かな里山」の両方をつないでいる音名瀬橋。公庄さんお気に入りの風景。

 

リモートワークで可能に…新しい移住様式

現在、三和町上川合のお試し住宅に居住している公庄さん。小学校が夏休みということもあって、家の近くで子どもとカニや虫を捕まえたり、川遊びを楽しんだりしている。「実は、虫が苦手(笑)」という公庄さんであったが、自然豊かな環境で子育てができることには喜びを感じているという。

仕事面においては、リモートワークを本格的に導入したことが福知山に拠点を移すことに決めた大きな要因だ。「僕自身はリモートで働けるよう、何年も前から準備していました。ただ、クライアントや社内の事情で実際に行うのは難しかった。このコロナ禍でリモートワークが世の中の標準となったことで、必ずしも東京にいる必要はなくなりました。それで、福知山に住む決断ができました。」という公庄さんの言葉が印象的で、リモートワークの普及が地方移住の可能性を広げるのではないかという期待を持たせてくれるものであった。

▲三和町上川合のお試し住宅。移住希望者が最大1年間使用可能。主要な家電付きなので、すぐに住むことができる。

▲お試し住宅の隣では、カニを捕まえるという素敵な体験をされた。京都から1.5時間で全然ちがう京都。

▲新町商店街にあるお店アーキテンポ。この日は、ここでリモートワーク。

#いがいと福知山な魅力は「人」

東北地方出身で東京での生活も長い公庄さんにとって福知山の人はどんな風に見えているのだろうか?率直な感想を聞いてみた。「福知山の人は、物腰が柔らかく人懐っこい。それに関西ならではの茶目っ気があり、面白い人も多い。いちばんの魅力は人だと思います。」少し照れ笑いしながらそう答えてくれた。

お試し住宅に居住して約4ヶ月が経過。「田舎ならではのすぐに誰かとつながれる距離感がいい」という言葉が示すように、美術家や都市計画プランナー、学園の理事長まで様々な福知山人とつながってきた公庄さん。地域ブランディングや廃校になった小学校の活用等の地域振興にも積極的に関わっていくその姿を見て、地元の有志達からも厚い信頼を得ている。東京でのクリエイティブディレクター・コピーライターの経験は、新しい風として必要とされていることだろう。より良い福知山の未来を共に目指して。

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